遠征旅行で絵を描くのは旅行と取材を兼ねていて楽しいものです。
風景、食べ物、温泉などがセットになっていて日常生活から離れると言う解放感もあります。
今回はそんな遠征旅行・・・では無く、地元大阪のお話です。
その1
2009年の夏に大浜と言う堺市の海岸部にある大浜公園に行きました。
堺泉北工業地帯の一角です。
ごく普通の何処にでもある公園ですが、他とは一味違う(?)点が二つあります。
一つは公園内に「サル園」(サル飼育舎)があること。
アカゲザルが飼われているんですよ。
昔は古い動物園のように堀を掘って見物客と距離を取り中央に猿山を作って周りから見るタイプだったのですが、近年(いつ改修されたのかは不明ですが)一般的な「檻(おり)」タイプに代わっています。
もう一つは公園駐車場を出て海岸部に歩いていくとある「旧堺灯台」を見れることです。
まず目につくのが港にある大きな(像の高さ10m・台座の高さ16m)ブロンズの通称「乙姫像」です。。
正式名称は「龍女神像」だそうです。
なんでこんなところに?と思って帰ってから調べて見ると、明治36年にあった「内国勧業博覧会」のために当時あった「大浜水族館」に設置されたそうです。
その後、水族館の閉館などに伴い水族館と共に撤去されたが平成12年(2000年)復元設置されています。
港を見てから阪神高速道路堺線の高架下をくぐり遊歩道を歩いていくと「旧堺灯台」があります。
(現在一部周辺工事中らしいです)
明治10年、最古の木造灯台として建設された白亜の灯台です。
堺の人は「物の始まりみな堺」と言って中世の貿易港堺のことをとても誇りに思っています。
その象徴がこの旧堺灯台で、大きな通りにはこの形をした電話ボックスもありました(今もあるのだろうか?)
夕日とシルエットになった灯台が美しいです。
現在の灯台は投光しません。(昭和43年現役引退)
夕日に照らされた小さな灯台に魅入られてその後絵にしています。
ブログの最後にその油彩画を紹介します。
私の初期作品なので今から比べれば上手くはありませんが友人にプレゼントして喜んでいただきました。
さて二つ目のお話も大阪です。
その2
大阪の中心部、北区中之島にある「中之島公園」です。
中之島公園は土佐堀川の中州的な島に位置します。
大阪市役所、中央公会堂など重要施設がありますが、バラ園や公園もあり市民の憩いの場でもあります。
中央公会堂はレトロなレンガ造りなので水彩スケッチの名所となっています。
私は嫁さんとバラ園の薔薇を見に行きました。
バラが良く似合う『ばらぞの橋』です。
商都大阪、水の都大阪。
土佐堀川沿いには沢山のビル、そして景観を生かしたカフェや飲食店が入っています。
たくさんの薔薇と美味しいソフトクリーム。ドアップ。
ビアガーデンもありますがこうしたテイクアウトのお店もあります。
行き交う水上バスや観光船。
そして土佐堀川には鴨もいます。
水辺で苔を食んでいるのか頭を水中に突っ込んで盛んに首を振っています。
可愛らしい鴨たちをサムホールサイズの油彩画にしました。
こちらも現在在庫はありません。
遠征も楽しいですが近場は近場なりの移動の楽さや発見がありますね。
近場の水辺にまつわる話題二話でした。
※現地に観光に行かれる場合は最新の情報をお調べください。
作品名 『旧堺灯台』
2010年制作 F8号(455×380) 油彩 キャンバス
友人に贈呈済みのため在庫無し
作品名 『鴨遊ぶ』
2015年制作 サムホールサイズ(227×158) 油彩 キャンバス
現在在庫無し
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