2012年11月。
広島県と山口県を嫁さんと旅した時の事です。
山口県に立ち寄った時にあの「日本の訪れたい風景」的なものによく取り上げられている青海島に行きました。
私がまだ若い頃は青海島にあの有名な「角島大橋」は掛かっておらず、特牛(こっとい)港から連絡船で渡っていました。
それにしても「特牛」で「こっとい」と読むのは中々の難解地名ですね。
角島の所在地は山口県下関市豊北町大字角島となっています。
面積4・1平方キロメートル、周囲17.1キロメートルの小さな島で人口は700人強です。
本州側から1,780メートルで角島に渡れます。
無料の一般道の橋としては日本でも有数の長さです。
海士ケ瀬(あまがせ)ロードの一部がこの角島大橋です。
海士ケ瀬は橋中央部にある鳩島から伸びている浅瀬の事だと思われますが確証はありません。
本州側に海士ケ瀬駐車場がありますのでそこから撮影可能です。
まず何といってもその海の色!美しさは私が語るまでもありません。車のCMのロケ地と言うのもうなずけます。
海士ケ瀬公園には展望台があってゆっくり眺めることが出来ます。
海の美しさもあって本州側にはホテル西長門リゾートと言うリゾートホテルが建っています。
それでは橋を通って角島に渡ります。
運転者はこんな時、損ですね。じっくり風景を堪能したいのですがね。
道路は簡単で、先端部でループになっていて、住宅地の細い道に入らなければ迷うことなく往復出来ます。
島の北西部にある「角島灯台」を目指します。
やっぱり灯台好きには外せません。
駐車場に朝早くに到着したのでお土産物屋さんは閉まっていますが、イカの一夜干しのタワーが物凄いスピードで回っていました。
ちぎれて飛んで来て当たったら相当なダメージを喰らいそうです。ジャイアントスイングのように・・・。
まあ、それは無いだろうけど。
見上げればすぐ横に角島灯台が。
近くに行ってみました。
ワクワク。
高さ30メートル。花崗岩の石積みで出来ています。
角島灯台は日本海側に初めて建った大型灯台で、イギリス人技師の設計で明治9年に初点燈しています。
早朝だったので中には入っていませんが午前9時からは有料で入れるそうです。
灯台の周りも少し散策してみました。
砂浜では無く岩礁と荒いゴロゴロした大きめの石の海岸です。
また周囲には野菊の花が群生しているらしいので行きました(後編で紹介します)。
遠くに見える角島灯台のシルエットが美しい。
実はここに来る途中、遠くに角島灯台が見えるところを見つけました。
近景の灯台も良いのですが海景も入れたいと思い、油彩画にしました。
中央にあるビニールハウスを農業を営む知人に見せたところ「とても良く描けている」とのお墨付きをいただきました。
どこを切り取っても美しい角島。
後編へ続く
※現地に観光に行かれる場合は最新の情報をお調べください。
作品名『灯台の見える風景』
2013年制作 F30号(910×727) 油彩 キャンバス
日美展審査員奨励賞 5人展 関西平和美術展 青峰展等出展
当ブログで紹介している油彩風景画のショップ『ギャラリー美風景』です↓
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