50 猫と尾道(前編)

尾道が好きです。

何度も行っています。

今までの動機は尾道の古い町並みが好きだったことや、林宣彦監督作品の映画「尾道三部作」のうちの「時をかける少女」が好きだったことなどです。

山陽道の旅に出る時は尾道も入っていることが多かったです。

でもこの時は少し違いました。

2012年の11月の旅行ですから11年前の話になります。時の経つのは早いです。

きっかけは嫁さんの「やまねこプリンが食べたい」のひとことでした。

嫁さんが「やまねこプリン」とやらをどこで見つけてきたのかは知りませんがそれを売っているお店が尾道にあることが分かったので尾道好きな私は便乗することにしました。

実はその前日は広島県の宮島を訪れていましたので翌日の夕刻に尾道に到着しています。

まずは腹ごしらえ。

尾道ラーメン

商店街の突き当りあたりにあった尾道ラーメンのお店に行ってラーメンを食べました。

メニューは確か醤油ラーメンだけだったと記憶しています。

抜群に美味しかったです。(残念ながら今はそのお店はありません)

続いては・・・。

夕やけカフェさんの♡ドーナツ

海沿いの道路沿いにあるドーナツ屋さん(これも嫁さんが見つけていた)に行って夜のオヤツの♡型ドーナツを買いました。

ドアが一枚物の大きなガラス戸で手前にガバーっと開く変わった造りのお店でした。

こちらは現在も営業されています。

尾道の駅前にビジネスホテル(尾道国際ホテルさん)に泊まったので夜にドーナツを食べました。

前に当ブログで取り上げた「食堂みつばち」もそうですが、うちの嫁さんは何処かしらからこういうローカルな店の情報を仕入れてきては連れて行って欲しそうにします。

もちろん私は便乗いたします。

翌朝、いよいよ尾道散策です。

駅前は再開発されていてかなり様子が変わっていました。

綺麗になった反面、懐かしさは半減。

でも商店街に向かって歩いているうちに風景が懐かしいものに変わっていきます。

文学の街でもある尾道。

林芙美子像

ロータリー近くの「林芙美子像」がいつものように出迎えてくれました。

林芙美子作の小説「放浪記」を読みました。とても長いお話です。良い話です。

像の下には小説に出てくるワンシーンが彫られています。

JR山陽線のガード下をくぐって国道の反対側(山側)へ移動します。

流石坂道の街です。

坂の町・尾道

ずんずん上っていくと尾道の海が細い坂道の先に見えます。

志賀直哉旧居

文学の街だけあって中腹には志賀直哉旧居がありました。

ありました、と過去形になっているは残念ながら2020年3月に閉館になったからです。

志賀直哉が使っていた文机が見えます。ここで「暗夜行路」の執筆をしたのでしょうか?

志賀直哉は一年だけ尾道に住んでいました。

引っ越し魔だったようですね。

猫が番をしていました。

眠そうな番猫

眠たそう。

また歩きます。

突然始まる「猫の細道」

「猫の細道」と言う「奥の細道」みたいな名前の細い路地が散策コースが現れました。

猫好きな私と嫁さんはワクワクします。

福石猫

路地には「福石猫」と言う猫の絵を描いた縁起物の石があちこちにあります。

本物の猫も多いのですが、この福石猫もたくさん「居ます」。

3回撫でると良い事があるそうな。なでなでなで。

福猫石。探して歩くのも楽しいですよ。

坂と猫とお店

空き家、古民家を改装してカフェやお店にしているところが多いのです。

尾道はそう言う空き家や古民家再生に力を入れているようです。

そのうちの一つだったのでしょうか?今は営業をしていないらしい古いレストランがありました。

佇む猫

猫が一匹、その店の前に佇んでいました。

まるで今は居ないご主人を懐かしむかのように。

この風景をサムホールサイズの絵にしています。

後編でご紹介させていただきます。

そうそう、尾道は「絵の町」でもあるのです。

と言うことで長いので一旦終わって続きは後編で。

※現地に観光に行かれる場合は最新の情報をお調べください。

ブログで紹介している油彩風景画のショップ『ギャラリー美風景』です↓

バナーをクリックするとショップに移動します↑

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次