またまた新作の紹介です。
2023年に先輩を訪ねて一人旅をした時の話です。
大分県佐伯市の山中にある藤河内渓谷のことは以前紹介させていただきました。
(バックナンバー・35)
今回は透明な水を描きたくて藤河内渓谷の千枚平にある(多分名前の無い)小さな滝つぼをモチーフにしました。

上の写真の案内板の①(千枚平)の少し下流にその滝つぼがあります。

途中にある小さな淵も捨てがたい。
そんなことを言い出せばきりがないぐらい美しい透明度の高い水です。

さらに「おおどいこどい」や「ひょうたん淵」を超えて遡上すると今回の絵のモチーフになった淵があります。
水自体が素晴らしい透明度を誇っている藤河内渓谷ですのでかなり深い滝つぼも底が一部透けて見えます。
エメラルドグリーンの美しい流れを表現するのはとても難しく、且つ又大変楽しい作業でした。
透明な水に光が差し込み淵の底が一部透けて見えます。
浅くなる場所ではそれこそキラキラと輝いています。
水量は豊富ながら水の流れはとても薄っぺらくてしかも透明なので見えづらいのが玉に瑕です。
また明暗もとてもキツくて暗い場所を塗りつぶさない様、岩や水に当たる斜光にも気を遣い描いています。
あと肝心の滝の名前が分かりません。
タイトルを決めるにあたって思案した結果、明るくて透明な滝を漢字で表した「澄明の滝」とさせてもらいました。
澄明の「淵」でも良かったのですが敢えて「滝」にさせてもらいました。
さらに上流には「千枚平」があります。

まだまだ奥地に良い場所があるのですが、時間の都合上ここを終点として引き返しました。

「かっこ仮」となりましたがモチーフとなった「澄明の滝」です。
これを絵にしたのが下の絵です。
作品名 『澄明の滝』

2025年制作 F6号(410×318) キャンバス 油彩
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