103 秋の滝巡り(赤目四十八滝)

平地での紅葉時期は温暖化の影響かだんだんと遅くなってきています。

そのせいか秋が短く感じます。11月終わりに秋が来てすぐに冬になっている気分です。

その点、山の中は平地より一足早く秋が来るので11月終盤になると散ってしまっています。

今回は「秋の赤目四十八滝」です。

2016年の11月末に嫁さんと行っていますがやはり紅葉はほぼほぼ散っていました。

場所は名張市青蓮寺となっています。青蓮寺湖がありますね。

ここの滝は滝川と言う河川に沿って点在しています。

駐車場はお土産物屋さんと旅館などのある場所の入り口にあります。

駐車場料金は無料で300台ぐらいは停められるようです。

ただし赤目四十八滝に行くにはその先の「日本サンショウウオセンター」と言う水族館のような施設を通り抜けねばならず、そこで入館料1,000円を支払うので駐車場代金込みなんでしょうね。

国定公園内なので入館料を払う事で清掃費や遊歩道の整備などの資金にしているのでは?と思います。

オオサンショウウオ

季節によって異なりますが入館時間(すなわち滝を見るには)3月から11月末までは8:30開館となっています。

サンショウウオの展示を見てからいざ滝へ。

赤目の由来

赤目四十八滝の「赤目」とは役行者がこの地で修行していた時に赤い目をした牛に不動明王様が乗って現れたとの故事から来ています。

そうか、伊賀上野は藤堂高虎の築城した伊賀上野城があるんだった。

ちなみに忍者屋敷も伊賀上野城の近くにあるので入りました。ここからは遠いですけどね。

目の赤い牛さん

噂の赤目牛さんです。ありがたや。

「霊蛇滝」は神秘的

赤目牛のすぐ先には「霊蛇滝」があります。

平坦な場所も多いのですが最初の方がキツイ登りがあります。

最奥までは一時間ですがあくまで片道の時間なので健脚の方はどうぞ。

「不動滝」は堂々と

不動明王の現れた不動滝。明治時代まではこの滝までしか行けなかったようです。(高さ15m)

そうそう、トイレなのですが途中の千手茶屋(現在は売店は撤去されて東屋のみ)しかありませんので入り口で済ましておくのが無難です。

滝も大小あって個性的

売店が無くなったので飲み物も途中では買えません。入り口の自販機で買っておくしかないのでご注意を。

魚発見!

水は本当に綺麗です。ただ、お天気がさほど良くなかったので「映え」ませんでした。

乙女滝を過ぎて平坦なコースが続きます。

先に述べた千手茶屋跡の休憩地がありますので一息入れたいところです。

荘厳な『千手滝』

歩くこと20分。『千手滝』に到着。高さ15mの美しい滝です。

続いて布引滝があります。

布引滝は清楚な美しさ

高さ30mと他の滝よりも落差があります。淵も深そうですね。

その先に「釜ケ淵」があります。平坦路です。

遊歩道に沿ってある「釜ケ淵」

散策路は今は新しくなっているかもしれません。

水が透き通って

小魚が泳いでいるのが見えました

「百畳岩」がありました。

The巨岩「百畳岩」

景勝地につきものの巨岩が続きます。

七色の?「七色岩」

なんで「七色岩」なんだろうと思ったら岩に生えている植物が色とりどりの姿を見せてくれるからだとか。

記憶がちょっと曖昧なのですがこの先の階段が急だったような気がします。間違ってるかもしれませんが。

き、きつい・・・

ほんと急なところはヒーヒー言うぐらいキツイです。歩きやすい靴とタオルは必須です。

ちょっと変わった滝「雨降滝」があります。

雨だれのごとくぽつぽつと「雨降滝」

滝・・・ですか。

まあ名前のとおり雨のようですね。

一時間ちょっと掛けてやっとお目当ての「荷坦滝(にないだき)」に到着。

やっと到着!

階段上からも降りてからも眺め良し。

美しい双滝『荷担滝』

大岩を挟んで落ちる二本の滝が競い合うようで美しいです。

テレビのCMで使われそうな滝ですね。

お天気が今一つだったのが残念。

でも散り積もる紅葉も味があって良いものです。

落ち葉と滝

高さは8mだそうです。

ここまで来て少々へばっています。

帰りの事を考えて次で最後にしましたがまだまだ先はあります。

最後は「雛壇滝」です。

最後は「雛壇滝」

こちらは豪快さとは無縁の可愛らしい滝の連続でした。

散策、休憩含み一時間半強で引き返しました。

翌日やっぱりというか筋肉痛来ました(笑)

帰りは入り口の売店で草餅買って車の中で食べました。

お天気が良くなかったのと紅葉時期が少し過ぎていたので残念でしたが、それでも自然を満喫出来ました。

※現地に観光に行かれる場合は最新の情報をお調べください。

最後に赤目四十八滝にちなんだ過去作品(初期作品のため現存していません)を紹介させていただきます。

作品名 『赤目四十八滝への道』

『赤目四十八滝への道』

2002年制作 F8号(455×380) キャンバス 油彩 

※この絵は現存しません。

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