86 南信州の旅(前編・パワースポット編)

4月16日から18日まで2泊3日で南信州を旅しました。

今回は一人旅です。

目的は第一に絵の取材。

今年は桜の開花が遅かったので長野県ではまだ咲いているだろうとの期待と、もう一つは花桃の開花時期を狙っての事です。

以前から山が描きたいと思っていました。

同時に花も描くことが出来るとベストだと思いまして。

もう一つの目的は「元同僚」に会う事です。

その方は長野県の男性とご結婚されて長野で暮らしています。

インスタを通じて再び連絡を取る事が叶いました。

この機会に南信の地元の風景を紹介してもらおうと思っています。

初日は不安定なお天気ですがどうにかこうにか雨に遭わずに済みました。

まずはパワースポット巡りです。

伊那市から南アルプスを目指すと『分杭峠』があります。

中央構造線(日本列島を横断する断層帯)の上に位置する峠で、有名なパワースポット『零磁場(ぜろじば)』があります。

元々この中央構造線上には伊勢や高野山など有名な霊場やパワースポットが並んでいます。

その中で零磁場は唯一の宗教とは無縁のパワースポットと言えましょう。(間違っていたらごめんなさい)

ここでは「気」を浴びる事が出来ます。

身体の悪いところに効くという話もあります。

方位磁石が不安定になり、写真に不思議な光が写ったり、手足に何かが触れるなど不思議な場所らしいです。

是非体験したいと思い零磁場を訪ねました。

まずご注意。

零磁場にはマイカーでは行けません

まずは「南アルプス長谷戸台パーク(仙流荘)」へ行かなければなりません。

仙流荘のバス停前より

以前は「粟沢駐車場」に停めてバスで15分でしたが、今年の4月からは粟沢駐車場は「閉鎖」となり上記のバス停に行かなければなりません。

バス停は「仙流荘」でも検索できます。

バス待ち。桜が散り始めでした

ここからはバスで30分で行けます。(片道1,000円。往復2,000円。駐車場代金1,000円は後払い)

以前の粟沢駐車場よりは分杭峠までが遠くなっています。

注意しなければならないもう一つの点はバスの時刻です。

私は勘違いしていて日祝日のダイヤを考えていましたが平日だったので10時半のバスに乗りそこない、13時の便まで待つことになってしまいました。

持参した昼御飯を食べて昼寝もしましたが何もないところなので暇をつぶすのが大変でした(苦笑)

バス内には私と一組のご夫婦の3人のお客さんだけ

バスには私の他、一組の若いご夫婦がいるだけで3人の乗客でスタートしました。

13時発、13時半着でした。

分杭峠側のバス停はただの広場でした。

そこから気を浴びるための「気場」と言う場所に向かうのです。

バスの中から。桜が綺麗

3分ほど坂道を下ったところに「気場」があります。

気場への下り坂。奥に見えている階段状の座面が気場

斜面に杭を打って野外コンサートのような(もっと質素ですが)階段状の座面を作ってあります。

基本土の上なので小さなクッションなどを持って行くと良いでしょう。

私は折り畳みのクッションを持って行きました。

ここで暫し瞑想をしました。

気場より中央構造線を望む

足の裏から足へとピリピリとした「気」が伝わっている感覚がありました。

残念なことに次の帰りのバスの時間まで15分しかありません。

10分ほど瞑想してから慌ただしく坂道を上がります。

駐車場の管理人さんから「どうでしたか?」と聞かれたので感想を述べると「晴れた日はパワーが強い」との答えでした。(急がなくてもバス待ちますからゆっくり上ってきてくださいとご親切にお声がけくださいました)

既に13時45分発のバスが待っています。

それを逃がすと次は16時まで便がありません。

2時間強も時間を潰せないので帰らざるを得ませんがいくらなんでも時間が中途半端です。

祝日は良いとして平日ダイヤはもうちょっと何とかならないのでしょうかね?

祝日ダイヤを抜いただけではなく独自に平日ダイヤを作って欲しいところです。

そこだけは不満でした。

あのご夫婦はまだ残っていましたがお声掛けした方が良かったかな?

駐車場から

でも瞑想中は静かにと注意書きもあるし知ってたらと思うと余計なお世話だし・・・。迷うところではありました。

14時15分、戸台パークに到着、出口で駐車場代金1,000円を払って降ります。

まだ日も高いので次なるパワースポットに向かいます。

次は諏訪湖にある「諏訪大社」に行きます。

諏訪湖は龍神様の湖で「甲賀三郎」の龍伝説がありますが長くなりますのでご自分でお調べください(笑)

諏訪大社は多数の分社がありまして大きく分けて「上社本宮」「上社前宮」「下社春宮」「下社秋宮」があります。

本来は全部お参りした方が良いのは当然ですが時間の関係で「上社本宮」のみ参拝することとなりました。

諏訪大社上社入り口

一番近いであろう参拝客用の無料駐車場に停めます。

歩いてすぐに神社があります。

入口御門

『入口御門』と書いた立札のある廊下を歩いて行きます。

なんだろう?歩いていくと凄く厳かな気分になる廊下です。

ここを抜けると視界が広がります。

本宮の境内に出ました。

雷電さんの像が立っています

一段高いところから見えるのはお相撲さん「雷電関」。

大鳥居

と、大鳥居があります。

御朱印場

こちらは御朱印がいただけるところのようです。

良い天気です。

御柱のうち一の御柱が左手に見えます

奥に巨大な御柱(おんばしら)があります。

「諏訪の御柱祭」で有名ですね。あの人が乗って急斜面を下るというお祭りに使われる柱です。

お祭りは寅年と申年の7年ごとに新調される四本の御柱で行われます。

次回は令和10年の申年に行われるそうです。

後で元同僚から教えて貰って知ったのですが御柱祭は諏訪大社ほどの巨木ではありませんがちゃんと四本のご神木を使い南信から中信にかけて広く一般の神社で行われているそうです。

私の住む大阪でも「岸和田だんじり祭り」がありますが、岸和田と言っても海岸側と内陸部でだんじりを出しますし、一番有名なのが海岸部と言うだけで広い地域の総称なのでしょう。

それと同じと考えると合点がいきますね。

話を戻します。

龍さんだ!

拝殿でお参りをすませ、境内に置いてある4種のおみくじのうち「龍神みくじ」を引きました。

私は龍神みくじを。りんごみくじが気になりました(笑)

「大吉」でございました(笑)

龍のデザインのお守りが付いていまして、流石現代風と言うか種類が色々あって楽しませてもらいました。

ちなみに私の引いたのは「金運の龍」のデザインでした。

面白いので嫁さんの分も引いて開けずに持ち帰りました。

龍神絵馬も買いました。

とても若い巫女さんは「龍にちなんだものが欲しい」と言うとしどろもどろで絵馬を出し、「どこに飾ると良いか」と聞いてもしどろもどろ。先輩巫女さんにいちいち聞いていました(笑)

まあ、可愛らしくて良いので笑って済ませましたがね。

その日は車中泊をしました。

翌日はビジネスホテルに泊まりますが、車中泊好きなので苦になりません。むしろ楽しんでいます。

まず「大芝の湯」と言う立ち寄り湯に行きました。

信州の立ち寄り湯は火曜日が定休日の所が多く、選択肢が限られます。

でも「大芝の湯」は「アタリ」でした。

大きなお風呂で内風呂にはマイクロ泡の「ミルキー湯」があり、露天風呂も二つありました。

入浴料は500円です。

コンビニで晩御飯と明日の朝御飯を買い込み、寝るための道の駅に行きました。

その「道の駅・南アルプス長谷」は広くてトイレも清潔です。

時間外で買えませんでしたが有名パン屋さんがあってすぐ売り切れる名物パンがあるんだとか。

車中泊の車は10台ほどでした。

車同士の間隔が空いているので静かに眠れそうです。

と思っていたら夜中に大雨になり雨音で眠りを覚まされました。

これも車中泊の醍醐味と諦めて寝ましたが(笑)

※現地に観光に行かれる場合は最新の情報をお調べください。

 中編へ続く

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