79 海金剛

南紀潮岬のすぐ隣には紀伊大島があります。

昔は連絡船でしか渡れませんでしたが今はループ橋が架かっていて車で渡ることが出来ます。

まずは紀伊大島の位置です。

今回は紀伊大島にある景勝地『海金剛』です。

嫁さんと行ったのですが3月だったのでめちゃくちゃ寒かったのです。

かじかむ手と強風に耐えながらスケッチしたのを覚えています。

お天気は悪かったのですがそれがなんだかこの景色にマッチしているように感じました。

不思議な板状の岩が並んでいます。

この展望台までは駐車場でミカンを売っているおばあちゃん以外に人に出会いませんでした。

ミカン買って食べました。美味しかったです。

でも寂しいところでした。

あまり有名では無いのか観光客はいませんでした。

好天のときはこんなに美しいので是非串本に行く機会があれば行ってみてください。

また近くにはトルコ記念館と言う場所もあります。

明治23年、親善のために日本を訪れていたオスマン帝国(トルコ)の木造船「エルトゥールル号」が帰国時にこの近くを航行していて座礁しました。

船員580名が遭難、うち69名が大島の住人により救助されました。

また亡くなられた方はこの地に埋葬されたそうです。

以来日本とトルコの友好の証として記念碑と記念館が設立され、記念日には駐日トルコ大使とトルコから使者が来日するようです。

記念碑が立っていて近くの売店ではトルコ特産品やトルコアイスを売っていました。

寒かったけど買って食べました。

美味しかったですよ。

絵はこちら。

作品名 『海金剛』

『海金剛』

2004年制作 F8号(455×380) キャンバス 油彩

この絵は現存していません。

実際の遭難地点「船甲羅」はもっと東にありますが、この荒々しい磯はトルコ船海難を想起させます。

私の油絵初期作品なので上手くは無いのですが雰囲気だけ伝われば幸いです。

※現地に観光に行かれる場合は最新の情報をお調べください。

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