私は絵を描くようになる前からも描くようになってからも一生のうちに絶対行ってみたい場所が二か所ありました。
一つが青森県の「奥入瀬渓流」もう一つが「隠岐の島」です。
今回ご紹介する「奥入瀬渓流」は多くの風景画家が描いているように人気の場所です。
2年前の2021年5月、私がサラリーマン生活に別れを告げた記念に行ったのが奥入瀬渓流です。
ちなみに北海道は行ったことがありますが青森県を含む東北は初めてです。風光明媚な場所が多い東北ですので今まで行かなかったのはもったいない話です。
5月下旬、伊丹空港から飛行機で青森空港へ向かいます。
到着したときは天気が悪かったのですが空港でレンタカーを借りて十和田湖に向かっているうちに回復しました。
軽自動車は運転し慣れないのですが軽快に走ってくれます。燃費も良いです。
気温はそんなに寒くなかったけど十和田湖は流石にひんやりしていました。
湖畔に着いた頃にはお昼御飯の時間になっていたので、湖畔の食堂「もりた」さんで「バラ焼き定食」を食べました。
その場で焼いて食べるのですがこのバラ焼きなるもの、タレが抜群でしてめちゃくちゃ美味しかったです。玉ねぎとお肉が・・・。あぁ、また食べたい。
本当はヒメマス料理がウリなんですけどね。まあ、お肉の気分だったので。でも正解でしたよ。
湖を散策しました。
透明度も高いのですが風が強くて波も高い。
島の上に神社がありました。こちら「恵比寿大黒島」と言うありがたい名前の島です。
高村幸太郎作「乙女の像」をみました。十和田湖が国立公園に指定され15周年経ったときに高村幸太郎が招かれて作ったそうです。
十和田湖の龍神様の神社「熊野神社」があることにその時は気が付いてなくてお参りしてません。あとで知って無念。その名の通り紀州の熊野大社の末社だそうです。
湖畔を離れ発荷峠展望台に行きました。
ここは十和田湖の南の端の高台にある展望台です。(他にもたくさんの展望台が点在しています)
素晴らしい眺めです。遠くの山は八甲田山かな?積雪も見られました。
十和田湖を後にして奥入瀬渓流に向かいます。
奥入瀬渓流は十和田湖を源に流れている全長14キロメートルの清流です。
高低差はそんなに感じられないので徒歩で縦断できますし遊歩道も整備されています。(一部道路脇を通ります)
その入り口(流れ込み口)には水門があって奥入瀬川の水量は年間を通してほぼ一定量なのだと後で知りました。
そのおかげで奥入瀬の苔は枯れることなく守られているのです。
最初に奥入瀬川を見た時は「やっと憧れの奥入瀬渓流に来たんだ」と感激しました。
青葉の5月ですが、東北の一番北なので4月下旬頃の気温でした。
でも春ゼミが鳴いてるんです。不思議な感覚です。
駐車スペースに車を停めて散策します。
奥入瀬本流筋の最初の滝は「銚子大滝」です。
朝の光が差し込んで水しぶきのスクリーンを作り、幻想的な風景を見ることが出来ました。
川に降りる階段や遊歩道もしっかり整備されていて「自然の中の観光地」を実感します。
滝、凄くないですか?
私はこの滝を絵にしました。
苔も物凄く種類が多いのですがそれはホテルのレクチャー教室で知りました。
初日はささっと流す程度に見てから星野リゾート・奥入瀬渓流ホテルへと向かいました。
「生奥入瀬」(美味しそうなネーミング)を見たことから初日からテンション上がりまくりでした。
作品名 『光の滝』
2023年制作 F8号(455×380) 油彩 キャンバス
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