翌日、4月18日の目的地は「藤河内渓谷」です。
二日目の朝は少しゆっくり起きました。
山中なので朝の光が差し込む時間は遅いので6時半出発としました。(とは言え道に不慣れなので)
行ってみるとまず駐車場がどこにあるのか分かりません。
偶然空いていたような駐車場に車を停めました。キャンプ場入り口が近いところです。
この先を少し歩いたのですが山道が続き行き止まりかと思ったことが一つ、キャンプ場の近くだったのでそれなら川が近いだろうと思ったのが一つの理由です。
それぐらい道が川から高い位置にあり降りる道が見当たらなかったからです。
観光地として例えば「この先〇メートルに駐車場有」とか「河川降り口有」等の案内看板を道中に立てて欲しいものです。
キャンプ場からすぐ近くに遊歩道入り口がありました。(やっと案内板に出会えた!)
しかし最初の目的地「おもいで橋」までの遊歩道はあまり整備されて無く道も途切れがちでした。
せめてもう少し整備して欲しいものです。
やっとの思いで「おもいで橋」に到着。私も先輩もへとへとです。ある意味「おもいで」が出来ました。
そして疲れが吹っ飛ぶぐらい美しい渓流がそこにありました。
透明すぎるぐらい透明な冷水で汗ばんだ顔を洗う。最高です。
河原に降りると全体が大きな岩盤で出来ています。
大小の甌穴(おうけつ=川底で小石が回転して出来た穴)があります。
水量は普通ですが岩盤の上を滑るように流れる水は薄くてキラキラ輝いています。
そこからはまあまあ普通の「歩ける遊歩道」でした。
そして美しい渓谷美が続きます。
雨どいのように細長く岩盤が彫れたところに水が流れる「おおどいこどい」、エメラルドグリーンの嘘のような大小の滝つぼが美しい「ひょうたん淵」や等の景観が続きました。
ひょうたん淵はその形状から甌穴の巨大なものなのかもしれません。
夢中でシャッターを切りながら遡上していくと一番会いたかった景色が見れました。
それがこの「千枚平」です。
なんと美しい光景なのでしょう!
私は暫し唖然としました。
斜光が木漏れ日を岩盤に映します。
薄く流れる渓流にも。
渓流と言えば小石や砂地を思い浮かべます。
せいぜい岩場と砂地の混合で構成されています。
でもここ「藤河内渓谷」では全てが岩盤です。
しかも統一された色ではなく色とりどりの岩盤なのです。
こんな渓流は全国的に見ても珍しいのではないでしょうか。
ただただ美しい渓流です。
階段を上るとアスファルトの道路に出ました。
そこがメイン駐車場だったのです!(トイレのある10台ほどの駐車場)
そして私たちが車を停めた場所から数十メートルの近さ。
そこは案内板もあり川に降りる道も綺麗です。
あの「おもいで橋」までの難関は何だったのでしょう?
しかもその「おもいで橋」への楽なルートもその道から出ていました。
唖然・・・。
改めて道中にきちんとした案内板があれば苦労せずに済んだのです。
藤河内渓谷は素晴らしい渓谷です。それは紛れもない事実です。
観光に力を入れるならちゃんとした道中の案内板を作ってください。折角良いところなのに。
帰りはダム湖のほとりの道の駅で昼食。
鶏唐揚げ定食が美味しかったなぁ。
大分は鶏の唐揚げが美味しいです。
疲れたけど大満足でした。
三日目は最初阿蘇に行こうと思っていましたが止めて先輩の案内で行ってない地元の風景を撮影に行くことにしました。
続く
作品名『木漏れ日(藤河内渓谷)』
2023年制作 F8号(455×380) 油彩 キャンバス
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