4月19日、三日目です。
この日の取材を持って最終日となり、翌日は帰阪だけの日になります。
最後の日は先輩に「お任せ」となりまして、これが結果大当たりとなるのです。
最終日はまた海に行きました。
先輩の家を南下して鶴御崎灯台へと向かいます。
佐伯市は九州一広い市だと先輩が言っていましたがその通りで、広大な区域は自然の変化に富んでいます。
半島の先にある鶴御崎灯台を目指して先輩の車で走ったのですが、途中にも魅力的な風景が広がっていました。
ただ、残念ながら時期が悪くて黄砂の影響なのか折角の島影が薄ぼんやりとしたシルエットになっています。
遠景はほぼほぼ輪郭のみになると言う残念さです。
先端部に行く途中、元の間海峡を通過するのですが、そこにある「元の間灯標」を見て私のテンションは一気に上がりました。
灯台大好きなのです。
灯標は陸続きの灯台とは違って海に設置されている無人タイプの小型の灯台です。
しかも西日本では珍しい「ツートンカラー」の灯標です。
少し脱線します。
白と黒の灯標も大分県と愛媛県の中間にあってそちらは「水の子島灯台」と言うのですが、あまりに陸から遠くて空気の澄んでいる時に望遠レンズのついたカメラでないとクッキリとした姿を撮影出来ません。「水の子島灯台」は灯標と違って昔は船で通う有人の灯台だったそうですが今は無人化しています。先輩はカメラマンでもありますのでその貴重な姿を冬場、空気の澄んだ時に望遠レンズで撮影しています。
お借りした「水の子島灯台」の姿が上の写真です。写真を写したので画像は汚いですが貴重な写真です。
さて本題に戻ります。
元の間灯標は水の子島と違って赤と黒のツートンです。
こちらは陸からもハッキリ見えます。
港からの姿と山の上の展望所からの姿をカメラに収めました。
グーグルマップで見ると2016年までは綺麗な赤と黒だったようですが、今は土台の黒い部分の塗装が剥がれています。
絵にしたい!そう思いました。
潮の流れは元の間灯標を境に急激に早くなっています。カッコいいです。
絵にするときは元通りの赤と黒にして剥がれは描かないつもりです。
半島の先に到着しました。
残念ながら先にも述べたように鶴御崎灯台はもやの掛ったようになっていて水平線も島もぼやけています。
これでは絵になりません。
でも元の間灯標と言う画題をゲット出来たので良しとします。
大分海岸部最南端の街「蒲江」に来ましてお昼御飯の寿司とお土産の海産物を買いました。
ほぼほぼお土産は海産物です。
発泡スチロールのクーラーボックスを買い、途中のスーパーで「ぎょろっけ」なる魚肉コロッケ(これが抜群に美味しい)を買い、翌日氷に詰めて持ち帰りました。
蒲江から佐伯までは高速道路がなんと無料なんです。びっくり。
4泊5日の間、先輩には大変お世話になりました。
良い取材旅行が出来たのも先輩のお陰です。
10時間掛けて帰阪してお土産を美味しくいただきました。
滞在中はお天気が良くて先輩と一緒にそれぞれ自分の車を洗車したのも楽しい思い出でした。
この場を借りてお礼申し上げます。
先輩、ありがとうございました。
いつまでもお元気で。
作品名 『海峡』
2023年制作 F6号(410×158) 油彩 キャンバス
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