2008年の春に行った滋賀県近江八幡市にある「八幡堀」(はちまんぼり)のお話です。
近江八幡は歴史上ではあの織田信長公の安土城のあった安土に近い場所です。
豊臣秀次公のお膝元でもありました。
以前ご紹介しました「西の湖」とも水路で繋がっています。
まずはその豊臣秀次公のお城「八幡山城」に行くため、八幡山に登ります。
絵の取材とはいえ、その地の歴史を知ることも楽しみの一つです。
山の上から眺めた近江平野からは田畑が多く見受けられます。きっと戦国期には米の石高も多かったのではと思いました。
山登りで程よい汗をかいてからの眺めは最高でした。
八幡堀に向かいます。
八幡堀も同時期に栄え、あの「近江商人」たちが多く商いをしていた痕跡が白壁の土蔵に見受けられます。
北国や岐阜東海から集められた荷が近江八幡から船で琵琶湖に出て大津まで行きそこからは京の都まで運ばれたことでしょう。
近江商人の繁栄が現代に伺える古い町並みが保存されていますがこの保存も大変だったとのことです。
堀も埋め立て計画があったのですが町の人たちの尽力により存続されることとなり現在に至っています。
また観光名所以外に時代劇も多く撮影されています。
「水戸黄門」「銭形平次」「必殺仕事人」などです。
近年は朝ドラ「おちょやん」などでも八幡堀が道頓堀として登場していました。
訪れた時期が5~6月だったこともあって菖蒲の花が彩を添えてくれました。
静かで良いところです。
観光船も出ているため船着き場もあるのですが浮橋など風情があって良いですね。
早朝には鴨も遊んでいました。
そんな八幡堀の風景(上)を元に油絵を作成しました。
実は一枚目は事情があって廃棄してしまい、これは描き直しの2枚目の作品です。
作品名『八幡堀の春』
2020年制作 F8号(455×380) 油彩 キャンバス ここにしかない一枚の絵展・大賞受賞
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本日21時からリニューアルのためギャラリー美風景を一時的に閉鎖します。
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