ずっと和歌山県南部「南紀」をご紹介してきましたが和歌山県中部のいわゆる「中紀」地方も魅力満載です。
みかんの産地「有田」や以前ご紹介しました醤油の里「湯浅」、景勝地「白崎海岸」のある由良、そして紀伊日ノ御碕灯台のある美浜町、この辺りが中紀だと思っています。(私の認識が間違っていたらごめんなさい)
美浜町には約4キロにもわたる黒松の海岸「煙樹ケ浜」があります。
砂浜ではなく砂利浜です。
黒松林が続いていますが徳川家紀州藩が植林したようです。
位置関係は前回同様のグーグルマップ様の地図を拝借します。
内陸部は御坊市となり、あの「安珍・清姫」の大蛇伝説で有名な「道成寺」がありますのでそちらも立ち寄ってみる価値があります。
煙樹ケ浜の話に戻ります。
煙樹ケ浜は波が荒く流れも速いので遊泳禁止です。(海岸でのキャンプも禁止です。別にキャンプ場があります)
夜などは波の音が「ゴーーー」と不気味に響いて真っ暗な海が恐ろしく感じました。
昼間は静岡県の三保松原に似ています。あちらも海が荒く泳げないところなどが似ています。
日ノ御碕へと行く途中には「日ノ御碕・アメリカ村」があります。
(大阪にもアメリカ村ありますが関係ありません(笑))
と言ってもそれらしい建物は私の知る限り1軒のみで、水色の壁の建物だけでした。
この辺りの方が昔移住したらしいのですが、本当はアメリカではなくカナダ移民だそうです。
水色の建物も「カナダミュージアム」となっています。
まあ、大雑把に言えばアメリカ大陸ですからね。
見学できるようです。
日ノ御崎灯台は白亜の灯台です。
今の灯台は3代目だそうです。
初代や二代目は崖崩れの危険性だとか太平洋戦争の被害だとかで現在の位置に移設されています。
岬の周辺は日ノ御崎パークとして整備されています。
(島根県出雲のほうは「日御碕」でこちらは「紀州日ノ御崎」です)
煙樹ケ浜は私の油絵初期の頃、絵にしています。
波だけの絵ですが黒い砂利と白い波の対比が好きな作品です。
※この絵は現存していません。
作品名 『煙樹ケ浜』
2009年制作 F8号(455×380) キャンバス 油彩
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