美しい風景を求めて旅をし、それを絵にしています。
風景画に花を添えるのは文字通り「花」であったりします。日本で花と言えば「桜」ですね。
今週桜が見頃を迎えましたので、桜の絵のお話をします。
２００９年４月、三重県にある「三多気」（みたけ）に行きました。
奈良県から三重県へと入って直ぐに「三多気の桜」があります。
細い坂道を上るので車で行く時には注意が必要です。離れた所にレンタサイクルもあるようですが、今回は車で駐車場まで行きました。
割と広めの駐車場が２つありますがシーズンにはすぐに埋まってしまいます。早めの到着が良いのは言うまでもありません。片方の駐車場にはトイレもあります。
余談ですがこの駐車場の枝垂桜も見事です。
ここから歩きです。桜並木に沿って歩くと棚田が見えてきます。そこからの撮影です。
私が行った時には棚田に水が張られており、水田に映る桜がまた美しくてうっとりです。
個々の桜は山桜です。
水田には散った桜の花びらが浮かんでいます。
遠くの山々は青く、桜の淡いピンクが一層引き立ちます。
写真には写っていませんが途中の民家も茅葺だったりして風情があって良いものです。
途中モクレンも満開でこちらも美しさでは負けていません。
あくまでも場所の提供を許していただいている本来は水田の場所です。
ゴミ、タバコの吸い殻を捨てるなんてことは言語道断ですね。
綺麗な桜の風景を汚してはいけません。
そして水田に映る桜を描く。
作品名『春爛漫』
２０１０年制作 油彩 F８号（455×380） キャンバス
関西平和美術展 ５人展出展
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